■基礎体温からわかること
基礎体温表は、排卵の有無や黄体機能不全の診断には欠かせませんが、正確な診断をつけるには、少なくとも3周期以上は記録しなければなりません。
●排卵の有無と排卵日が推定できる
低温相と高温相の2相性であれば、一応、排卵はあると思われます。月経が順調でも平坦な1相性なら無排卵です。排卵日は低温最終日、もしくはその前後と推定されます。
●黄体の機能不全がわかる
高温相が全体的に低く(低温相との温度差が0.3℃以下)、しかもその期間が8日以下しか続かない場合は、黄体の働きが悪いことを示しています。この場合は、卵巣の働きを低下させるような何らかの原因があります。
高温相が6日以内と短いときは、無排卵もしくは黄体機能不全のどちらかですが、3日以内しかない場合は、無排卵の疑いが濃厚です。
●卵巣の機能不全がわかる
月経周期が35日以上と長いもので、低温相が2週間以上も続く場合は、間脳からの指令に反応する卵巣の代謝不良が考えられます。
また、卵子はすでに成熟しているのに、間脳へのフィードバック作用がうまくいかないという場合も多く、しばしば黄体の機能不全をともないます。
これとは逆に、低温相が12日以内と短い場合も、やはり、注意をしなければなりません。
卵子が成熟している間に、一部の卵胞細胞がすでに黄体ホルモンの分泌を始めたことをうかがわせるからです。
●妊娠の早期診断ができる
高温相が20日以上続けば、まず妊娠と思ってよいでしょう。
しかしなかには、持続黄体存続症といって妊娠していないのに、黄体が持続して、20日以上も高温相が続くことがあります。
妊娠を早期に診断することは、流産防止のためにも大切なことです。 |